件名でしょ
早い話が「件名」でしょ。
カード目録の時代ならいざ知らず、どうしてコンピュータ上の個々の書誌の表示画面に件名標目を表示する必要があるのか。
要は、目的の主題の本に辿り着ければいい訳で、それなら検索キーとしてのファイルを構築すればいい話だし、もし件名として採択されている言葉がわかり難いのであれば、件名標目一覧を表示できるようにして、その中で不適切な標目があれば見直せばいい話。寧ろ問題は、嫌がっている人がいる呼称を意識しないで使ってしまうことであり、そのような表現を認識し、「△△という言葉は差別的な言葉ですから、現在○○という言葉に置き換えられていますのでそちらに案内します。」と適切に誘導できるようにすればいいのでは。
もう1つ不思議に思うのは、どうして形式ばかりに拘るかということ。「目録規則に忠実」も結構なことだが、一般ユーザーから見た件名表記がどれだけ実効性のあるものか考えれば、多少の日本語表記の揺れもモノともしないような主題によるキーワードを付与したい。そういう資料への道案内をする中で柔軟な発想ができる所で司書の真価が問われるのではないか。
この問題をもう少し柔軟に捉えるならば、画面の表示上は目録規則に忠実に件名を表示するとして、その表記は、時代に合わせた最新の表記に常にメンテナンスをする。「ハンセン病」「統合失調症」「認知症」の如くだ。そして、表記上には現れない、「ヨミ」「日本語分かち」のフィールドに、参照できるような形で過去の呼称を入力しておけばいいだけの話だろう。
そうは言っても、doraさんの所も例外ではなく、MARCはメンテナンスも含めて業者に依存している。自館で修正しても、業者側でメンテナンスデータが送られて来れば、そちらに塗り替えられてしまう。だから、図書館としては、そのMARCを効率良く活用し、1冊の本へ導くための作業をするだけ。それには、今の件名やNDCだけでは検索キーとしては不充分過ぎる。そんな検索キーを使い難い方向にだけは修正しないように願うばかりだ。
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