コンピュータ

2005/08/30

また固まった

いま使っているPC、web通販で買ったビジネスマシンで、ゲームなどのプレインストールが一切ない。だからシステム自体があまり重くなく、軽快に動くと思いきや、これが毎日のようにフリーズする。
記事を書いている間にフリーズ、仕事の文書を作っている時にもフリーズ。もう少しで終わりと安堵感を覚えている時でも容赦なく襲い掛かってくる。フリーズするのがわかっているので、用心のために10分に1回ぐらいは保存するのだが、調子良く文章を書き上げ、そろそろ保存しようかと保存ボタンを押すと、ボタンを押した瞬間にフリーズすることさえある。

そんな時、どうしようも出来ない苛立ちと脱力感に襲われる。そして、PCに対し何かひとこと言ってやりたいという衝動を抑え切れず・・・。
「このヤロー!!!ぶっ壊されたいのかっ!」
と、怒鳴りつける。

すると、その後暫くの間順調に動くのだから不思議だ。
そんな具合に図書館のPCもたまに脅かしながら使っている。すると、doraの居ない時に限って反乱を起こすPCたち。PCもきっとヒトを見て動いているんだな。

【今日のニュース】
リンク: @nifty:NEWS@nifty:公園・学校などのSL、JRがアスベスト調査(読売新聞).

公園などに置いてあるSL、動かないとは言え、あの運転台に乗って遊ぶのは結構楽しかった思い出がある。SLの復活運転などもっと続けられないのかと期待をしていたが、こういうニュースが流れるとどうもね。
今の技術力からすれば、最新の技術を合わせながら過去の名車の復元も可能なハズ。でも、昔を懐かしむ人にとっては興醒めなのか?

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2005/03/19

高い方がいいわよぉ~

ニッポンのバーガー「匠味十段」←ちょっと食べてみたいな~、でも近くには「緑モス」が無い。

最近、こういう高級路線がいろいろあるけど、グルメなdoraは大いに支持します。吉野家の牛丼みたいに安いのもいいけれど、やっぱりね近江牛を使った浅草今半の「百年牛丼」と比べると・・・。

最近思うのは、安いことは確かに魅力だけど、何か安い分だけ中身が怪しげなような気がしてならないのですよ。例えば、近所の畑で、契約栽培している野菜、どこに出荷するのか大体判っているのだけど、無農薬とか書いている割には、しっかり農薬使ってません?って、それに怪しげな労働者を使ってるし。全部がこんな酷い話ばかりじゃないとは思うけど、何かね、信用できないっていうか。

だからdoraは最近のパソコンとか、あまり信用していないんです。以前の機械は蓋を開けると、中のドライブとかには「MADE IN JAPAN」の文字が。だからと言ってそれが間違いないというのではないんですけど、でも、結構丈夫だったなって思うの。少々乱暴な使い方をしても平気だったし、牛乳こぼしてもちゃんと動いてたもん。ちょっと機嫌が悪そうだなと思ったら本体を左15度から叩くと直る。すばらし~。

結論。何が言いたかったのか・・・
パソコンのディスクがクラッシュしちゃってね・・・大事なデータが入ってたのにっ(T_T)
メイド・イン・インドネシアのディスクのバカっ・・・

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2005/03/12

見える検索エンジン、「MARSFLAG」サービス開始

見える検索エンジン、「MARSFLAG」サービス開始
MARSFLAG」-火星の旗ですか、かなり壮大なイメージですね。「一目瞭然検索エンジン」とあるように、確かに検索結果がよく分かる。いつも自分の図書館のホームページで他の図書館を参考にしながら新しいコンテンツを考えるので、こういう風に一覧できるととても都合がいい。
果たして第3の検索エンジンになり得るのか?ちょっと注目したい。

それにしても、『火星の土地』をプレゼントですか・・・いいなぁ~、この発想。

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2005/03/11

ICタグを導入する前に

今日、UHF帯ICタグの実証実験を見に行ってきました。
ようやく免許が下りたばかりなので、システムの中身についてはまだこれからと言う事で、不用意なコメントは避けます。
そこで、一つだけどうでもいいコメントを。出力は1Wということだったのですが、気になったのはUHF帯で1Wと言ったら結構な出力で、もしその磁界の中で日常的に仕事をしていたらどうだろう。アマチュア無線をやっている人には男の子が生まれにくい傾向があると言うから・・・ちょっと心配・・・。
あと、900MHz帯を使用と言うことは、波長は30cmぐらいかな?だから実際のタグの大きさは、アンテナ長から見てもまだ少し大きいかなと思った。きっと、10GHz以上の帯域を使うとものすごくコンパクトになるのだろうけど。あまり、タグが付いてるってことが簡単に分かると、それを無効化しようなんて輩が必ず出てくるからね。そのためには、せいぜい1cm角ぐらいで、どこに貼ってあるのか分からないとか、背ラベルに埋め込まれることなどを希望したいのだけど、無理かな。

このようなシステムが実用化されれば、きっと貸出の手間も殆ど無くなるし、蔵書点検は簡単だし、検索すればどの書架の何段目に目的の本があるかも簡単に分かる。でも、これって危険だよね、それに無味乾燥で人間味が失われてしまうような感じもするし。
あと、一寸間違えると、ただの人減らしの手段になってしまうだろう。今の図書館の現状から見ると、手の空いた分をレファレンスになんて考えそうもない自治体が結構多いよ、きっと。

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2005/02/22

図書館のコンピュータ(9)

 検索の時、所蔵本だけでなく書誌情報が広く検索でき、その資料を図書館で持っていなくてもリクエストできるようになればかなり便利だと思う。実際に館内のOPACでは、2000年度以降の新刊マークを公開し、リクエストなどに利用している。しかし、webの場合は単純に公開するという訳にはいかない。マークのロイヤリティがあるからだ。
 マークと言えば、最近では業者から書誌情報を購入し、自分で書誌を作成するということが殆ど無くなった。マークを導入するメリットと言えば、冒頭の記したとおり、所蔵本だけでない流通情報の多くを本の注文だけでなく、リクエストや本の案内に活用できるということだが、反面、司書が書誌を作成しないため、目録に関するスキルが低下するということにある。
 私は以前から、資料検索やレファレンスの能力の基本は目録を取ることにあると思っている。ただ書誌情報が買える現在、目録は取らなくても良いと思っている人が多いような気がする。
 どんな仕事でもそうだが、目録を例に取って言えば、「目録が取れるけれど普段はやらない」のと「目録が取れない」のは次元が違うもので、たとえ目録業務をアウトソーシング化しても実際にいつでも的確な目録業務ができるようにしておくことが大切であると考えている。しかし、最近は「目録が取れない」人が多いことにはとても驚くものがある。ワープロばかり使っていると、ペンで漢字を書こうとした時に書けないということがあると言うが、それと同じでおそらくカードが書けないから目録ができないのだと思うが実際のところはどうだろうか。
 で、ここでの話は、目録を取れる取れないではなくて、目録をいかに活用するかということなのだが、私はweb上で目録を所蔵資料の検索だけでなくもっと別な意味で活用したいと考えている。
 それは図書の販売、若しくは販売との連携。図書館で扱うものを図書館資料だけでなく、世界中にある情報というように考えれば、図書館内の資料や図書館ネットワーク上の資料への橋渡しをするのは当然として、それ以外の流通上の資料への誘導、個人コレクションへの誘導があっても当然ではないだろうか。本の販売というのもその中の手段の一つであると思う。
そのためのシステムを図書館がどう受け入れていくか、コンピュータは図書館にとっての道具であるが、その道具を活用できることもこれからの図書館員には求められている。
図書館員の意識改革はまだまだ必要だろう。(ひとまず終了)

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ヒントはネット書店にあり

以前、図書館システムにネット書店の購入履歴のような機能が追加できないか?という話を聞いた。確かに図書館システムの検索は物足りない。そこで図書館のネット検索にこんなのがあったら?というものを少し考えてみた。

○マイリスト
書店や図書館でいい本を見つけた時に、その本の書名を書きとめたりすることってよくありませんか。ネット書店にも、今は買えないけれど、お金が出来たら買いたいとか、今月は買い過ぎたので来月買うのに覚えておきたいなんてことがあると思います。そんな時こそ「マイリスト」、気になった本をここに記録しておいて、あとで借りる又は書店で買う、便利じゃないですか?

○この本を買った人はこんな本も買っています
書誌情報にその本を利用した人が他に利用した統計数値を入れておく。すると、詳細画面を呼び出した時に、同時に利用している数が多い本も一緒に表示される。書棚なら近くの本を同時に見て、「これは!」という本を見つけることができる。書棚であっても書庫にある本は簡単に見つけることはできない。そういった不便さを補うのがこのシステムではないだろうか。

○ユーザーレビュー
書評ですね。書く人いるのかな...。でも、いろいろな人が書けば、その図書館のDB自体の価値も上がるし、より、その図書館が地域にとって有益なものとなります。

こうして見ると、どれもネット書店では当たり前なんだよね。では何で図書館ではできないの?こういう機能が付いていれば、後から需要って発生するものでしょう。特に自治体の職員って何でも「一番最初」にこだわる人多いし。
自分の所で経費を出して開発することは嫌うけど、パッケージに付いている便利な機能があれば喜んで使うでしょう。開発者の皆さんに考えてほしいと思います。

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2005/02/19

図書館のコンピュータ(8)

 メールマガジンを発行して、新着本の案内などをしているが、「簡単な方法で」と考えると、どうしても一人ひとりの要望や嗜好に応じた細かな内容の編集ができない。一番やりたいのが、文学しか利用しない人には文学の案内を、料理の本をたくさん利用する人には料理の本の案内をと言うきめ細かな情報提供。できれば、利用する人がサービスを選択できるようにし、その選択したサービスに合った情報を自動で提供できるものがいい。このような機能を持ったものは製品として存在はするのだけど、とにかく高い。だから導入するのはちょっと・・・。
 それと、ソフトがあれば簡単にできるという訳ではなくて、カテゴリーごとの本のリストの抽出などどのようにやるか(今の図書館システムには、分類別新着案内一覧のような機能がない)という問題もあるけど。

 あとは、利用者の履歴を残さないという個人情報保護の観点から、図書館の方で情報提供に必要だからと言って貸出履歴を残すのも、非常に問題がありだし・・・。でも図書館業務の中にメルマガを導入していくというのは、本の紹介だけではなくて必要だと思う。例えば休館日や行事の案内とか、アンケート依頼など。図書館側で貸出履歴から「この人はこんな本をいつも読んでいるから、この本の案内を送ろう」なんてことをすると問題があるが、基本的に「こういう情報を送ってください」というのをお客様に選んでもらい。申し込んだカテゴリーの情報があったら、その人に自動で送信するというのであれば問題はないと思うのだけど、どうだろうか。

 自分では、こういうシステムに頼らない部分で「あの人はいつも誰の小説を読んでいるから、来た時に紹介しようとか」これまでインプットされた顧客情報を元に案内することはあるのだけど。だから、機械でやるか脳でやるかの違いだけだと思うけど、脳でやっても個人情報の保存とか言うのだろうか?まさかね。(続く)

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2005/02/16

図書館のコンピュータ(7)

 館外のサービスと言えば全域サービスをどのようにするかが課題として残っている。現体制下では、自治体の面積33平方キロメートルを1館でカバーしているが、自治体の形が細長いため、実際に図書館を自由に使えるエリアは、自治体面積の1/3程度に過ぎない。しかし、この財政状況の中、新たにサービスポイントを設置することは困難なため、ソフト事業の展開により全域をカバーするしか方法はない。

 そこで考えられる方法は移動図書館によるサービス、駅やコンビニでの受け渡し、宅配などであるが、まず移動図書館については車輌の購入と運行するためのスタッフの問題、効果の面であまり現実的ではないと考えられる。個人的見解を言えば、移動図書館でステーションを廻って限られた時間でサービスをしても固定施設でのサービスにはほど遠いものがある。シュミレーションでは、いかに効率良く巡回したとしても、1日の利用は平均100冊未満。資料の運用の効率性とかかる経費を考えても割の合うものではないだろう。

 次の駅やコンビニ、根本的な問題で図書館の徒歩圏内を含む人口密集地域以外にコンビニがない。駅は朝夕の通勤時間帯に本の受け渡しができれば効果はあるのだろうけど、事業化については少々難有りというところか?
 と、すると残された選択肢は「宅配」ということになる。しかし、宅配送料を一部負担となると利用する人数は極端に減るのではという疑問も残る。

 小学生については「図書館授業」で年数回来館するのと、学級への配本である程度カバーできるのは実証済み。中学生は学校が図書館の隣なのでこれもOK。一般成人は車で自由に移動できる。と、すると問題となるのは人口の約1/4を占める高齢者だが、高齢者向け宅配サービスは普通に考えれば無料。と言う事は宅配サービスを利用する可能性があるのは、開館時間中に図書館に来られない人のみとなる。
 このような現状では、新規に宅配サービスのプログラムを開発、導入するのは費用対効果の点で疑問がある。なので、現在の自治体においては導入の可能性は薄いだろう。

 コンピュータの話から全く外れてしまったが、限られた条件の中で全域サービスを確立するためには、貸出に関す
る機能をインターネット上に持たせることが必要となってくる。同時に開館時間、休館日により制限を受ける部分をどのようにカバーしていくか?24時間の無人による開館も一つの方法だが、原則は人が応対できることなので、この辺の良し悪しについては意見が分かれる所だろう。最低限の経費でできそうなことであれば、自動販売機式の貸出機器や、コインロッカー式の無人受渡機器などが考えられる。いずれにしても館外からのサービスでは、インターネットを利用することが前提となりそうなので、SSLなどセキュリティも強化しなければ、と思うのだが、その辺の費用と実際の利用率の兼合いで、なかなか導入は難しくなるのではとも考えられる。(続く)

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2005/02/15

図書館のコンピュータ(6)

 前回までの続きで、貸出の形態を整理する前にICタグの話から。
 ICタグを図書館に導入してみたいという気持ちはあるが、大きさと価格の問題が解決しない限り難しいのではないかと思っている。実際、私のいる図書館には蔵書が24万冊ある。ICタグの単価が1枚100円で計算しても全部に貼ると2400万円かかる計算になる。この金額は年間の図書費に匹敵する数字であるため、ただ単に蔵書点検が楽とか、貸出作業が簡単とかいう理由だけでは導入できないだろう。
 仮に年間の盗難などによる不明図書の冊数が3000冊あったとして、ICを導入することで、300冊まで減らすこどができるとすれば、これは適正な資料管理という意味で導入の必要性があると言えるのかもしれない。しかし、毎年不明となる資料数は300冊前後で、ICを導入してゲートを設置しても不明数がゼロになることは考えにくい。
 という訳で、今のところICタグの導入に関してはどちらかと言えば否定的な見解を持っている。冗談の中で「単価が5円ぐらいになったら考えてもいいよ」などと言っているが、あまり期待はできない金額だろう。業者によれば、単価50円ぐらいになれば、かなり普及するのではないかと言うが、果たしてどうだろうか。

 ICタグの話はこれくらいにして、進化した貸出の形態について考えてみたい。貸出の流れは大きく2つに分けられるだろう。1つは従来型の人が仲介する形、もう1つは無人で行なう形となる。

 人が行なう形については、これまでのようにサービスデスク(カウンター)で向き合って、貸出だけをやるというのではなく、対面でお互いが座った状態で、読書の相談をしながら或いはレファレンスをしながら必要な本を揃えていく。わかり易い例で言えば、旅行会社で対面で座って旅行のプランを練り上げて行くようなスタイルだろう。この中には、(5)のエントリーでも取り上げた携帯情報端末を使ったフロア内での貸出処理も含まれる。
 逆に相談も必要ない本当に自分で勝手に探して借りていくだけという人は、自動貸出機があればそれを使うだろうし、自動改札型のゲートがあれば通過するだけで何の煩わしさも感じずに図書館を利用することだろう。また、出入口の近くにスーパーのレジカウンターのような形のゲートがあってもいいだろう。

 館内のOPACは、どちらかと言うと目録カードの替わりのような形で設置された筈だが、そういう目的での設置だとすれば、あまりにも台数が少な過ぎる。カタログとしての機能をフルに発揮させるのであれば、開館時間10分に平均何人の人が居て、その人数の1/10ぐらいの台数があっても良いのではないだろうか。
 さらに、個人情報保護の関係でどうかわからないが、OPACから個人が設定した「マイページ」のような画面にログインすることができて、そこに、後で読みたい本などがあれば登録しておくのもいいかもしれない。また、予め登録しておいたジャンルの本が図書館に入荷したら本人に通知するリマインダー機能とか、シリーズで一度申し込みをすれば、続きが入荷したと同時に自動で予約入力をする継続予約など想像はさらに広がっていく。

 ただサービス構築の中で無人か有人かという論議もあるが、どれをコンピュータ化するのかしないのかという見極めも必要であり、何でもかんでもただ闇雲にコンピュータ化すればいいというものではない。デパートで駐車場誘導一筋30年という人は500m以上離れた所にいる車が上得意様かどうかを見分けることができるという。このような、一種の職人技のような司書だからこそできる部分も必要だと思うし、そういう場面で司書でなければと言わせるようでなければいけないのではないかと思う。

 長くなったので、館外と無人のサービスの残りの部分については次回に廻したい。(整理すると言っておいて少しも整理できていないようだが気のせいだろうか?とりあえず続く)

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2005/02/14

図書館のコンピュータ(5)

 貸出に関してやってみたいこと。一番やってみたいことは、携帯端末による館内でのサービス。
 思いついたきっかけは、電車なんかで車掌さんが持っているアレ、乗り越しの運賃を精算したり、特急券を発行したりするやつ。ほかにも宅配便の人が持っていたりするのも同じようなものかなと思ったけど、機動性を考えればもう少し小さい方がいいかな。あとは、スタンドアロンではなくてオンライン運用できるようなやつ。館内で資料の案内などをする時に所蔵資料だけでなく、書誌情報や他の図書館での所蔵情報なんかも案内できるような機器で、ポケットに入っていたりする。当然、その場で貸出もできるし…。
 こういう機器があれば応用範囲は広いと思うのです。例えば映画会や講演会のようなイベントで、本を会場に持ち込んで希望があればその場所で貸出できるとか。オフラインなら今でもできるのだけど、これは当然オンラインでしょう。館内であれば、無線のアクセスポイントさえ設置しておけば、データの流し込みも問題ないし、そんなに夢物語ではないと思うのだけど。

 よくカウンターの外に出て仕事をしないと、と言うけれど、実際に貸出などの作業量が増えて来るとカウンターで拘束されてしまって、思うようにフロアに出ていけない。デパートでは逆にレジカウンターの中なんかに居たら怒られたものですけどね。で、大体フロアのどこかにいて、商品を買う人がいたら、その場で待っていてもらったり、レジカウンターに案内して、その接客が終わるとまたフロアに出て行く。図書館の場合にも同じような接客のスタイルってできると思うのだけど、無理?レファレンスや本の案内もインターネットにも接続できるPDA端末でできそうなものでしょう。

 しかし、貸出のスタイルや今カウンターでやっている仕事をそのような形に変換したいと思っても、実際にはものすごく困難なことのような気がする。何か漠然としたものだけど、目には見えないまるで「ベルリンの壁」のような「カウンター」という大きな壁がそこには立ち塞がっているのではないだろうか。

 少し話の整理が必要になってきたようなので、次は進化した貸出の形態についてもう一度まとめてみたい。(続く)

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2005/02/13

図書館のコンピュータ(4)

 「図書館が敢えて対応を拒んでいるのかもしれない。」少し大袈裟な表現か?しかし当たらずと言えど遠からずという部分もあると思う。例えば「自動貸出機」について、導入することをポジティブに考えれば、お客様(=利用者)の読書の秘密をたとえ図書館員であっても知られたくないということを優先するならば、必要な機器だと言える。しかし、昔ながら(と言っては失礼かもしれないが)の図書館員はカウンターでのコミュニケーションこそ大切と貸出の作業を手放そうとしない人がいる。機械を導入することで、人件費の節減を容認することになり、ついては自分たちの身分が危うくなることを危惧してのことか?実際には人員削減ではなくて、その作業から解放された分をレファレンスや本の案内などの仕事に廻すことが必要だから機械を導入するのだが…、根本的な所で論議がずれてしまうのでここではこれ以上触れないことにする。
 図書館で大切なのは貸出の作業ではなく、コミュニケーションを取る中で、いかにお客様の要望をキャッチできるかという事にある。だから、「貸出業務」と「貸出作業」は本来分けて考えなければならない。

 話が大分外れた感があるが、図書館システムの中に、自動貸出機は少なくとも現時点では必須のアイテムだと考えている。これまでは、バーコードのみでの読み取りに限定されたので、操作に不慣れな人がうまく使えないということもあったと思うが、今はICタグを利用すれば読み取り精度も格段に向上するし、またシステムとして検討の余地は残されているが、駅の自動改札機のように、ゲートを通過するだけで本の貸出が完了してしまうシステムも考えられる。また銀行のCD機のように利用カードは磁気式でもIC式でもいいので、機械の内部に挿入して読み取るようにし、本は、貸出機に開いたスリット又はボックスの中に入れて蓋をすると、機械の内部で読み取るようなものなど、今は汎用的に作られた機器を流用しているような感があるが、図書館の貸出専用機器なんていうものがあってもいいのではないかと思っている。
 実際には、銀行や駅の数ほどの需要が無いと難しい部分もあるかもしれないが、図書館の普及を進めるのであれば、ある程度の初期投資も必要ではないだろうか。

 もう一つやってみたいのは、スーパーなどでよく目にする「POSレジ」タイプの貸出機器。前から、貸出、返却だけしかやらない機器だったら、キーボードやマウスはいらないのではないかと思っていた。そこで目に付いたのが「POSレジ」だった。この装置には、あらかじめ売れ筋の商品などを登録できるプリセットボタンがあって、そこに予約が多い本を登録しておけば便利だと思うし、例えばコピー機と連動すれば、コピーの承認をし係員がやらなければコピーできない、コピーの代金受領も「レジ」なので簡単でレシートまで出る、というようなことも考えられる。ただ残念ながら需要が見込めないとの理由で、これが現実になる可能性は殆どないだろう。

 実際にここで例示したアイデアも、ある程度お金をかければできないことはない。いや、全部できるに違いない。しかし小規模な自治体の図書館が、お金をかけずにこのような先駆的な試みをすることは、よほど経済が好転するとか、自治体の首長がご乱心にでもならない限り難しいと思う。そんな訳で、夢かもしれないがもう一つやってみたいことを次回取り上げたい。(続く)

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2005/02/12

図書館のコンピュータ(3)

2.貸出システムについて思うこと
 今使っているアプリケーションでは「貸出」の部分に大いに不満がある。
 具体的には期間の延期についてである。延期は2週間という期限の中で読み終わらなかった場合、もう2週間返却期限を延ばすというものだが、この延期という言葉の通りに解釈すれば、「同じ人が、貸出開始日を変えずに返却日だけを変える。」ということになる。なので、統計上も2週間でも4週間でも貸出数1とカウントされる。しかし、同じ人が借りる場合でも一度その本を貸出カウンターに持ってきて、続けて借りたいと言うと、それは「継続貸出」という扱いになり、同じ人が借りているけれども統計上の貸出数は2となる。

 ここで問題となって来るのが、延期の回数は通常1回までとされているが、継続という形をとれば、何回でも続けて借りることができるということだ。それと、統計に反映しないということ。これはメーカーの考え方によって違うのだが、図書館としては、賛否はあっても貸出の数というのが予算折衝時の一つの目安になっているのは事実なので、やはり延期の数字も統計に反映できるようにしてほしいというのが本音である。また、郵送による貸出の際のシステムについても、同様の問題が考えられる。

 郵送の場合やインターネットからの延期申し込みについては、もう既に可能なシステムはあるが、残念ながら今使っててるシステムでは実現できていない。それをやりたかったら新しいシステムを買ってくださいとでも言いたいのだろうか。しかし、現実的には、例えば5年ごとにリースが切れて、その度に新システムを導入して、一時的な設定費用をかけるなどということができる筈もない。だから、今のシステムのソフトウェアの保守契約の範囲内で、新しい機能を追加できるのが一番いいのだが、それは虫のいいことなのだろうか。

 話を戻そう。貸出については、これから新しいサービス形態を導入するに従ってシステムの対応が急がれる部分だろう。例えば、上で取り上げた「郵送貸出」、「インターネットからの貸出申し込み」、「インターネットからの延期」、こうした在宅でのサービスに伴った宅配便の伝票出力、自動貸出機なども当然システムに組み込むことができるアイテムなのだが、そのどれも今のシステムでは対応できない。いや、図書館が敢えて対応を拒んでいるのかもしれない。その理由は一体?(続く)

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2005/02/11

図書館のコンピュータ(2)

 実際に端末を設置している訳でもないし、合併の頃にはインフラの整備も進んでいると考えれば問題は無いのかもしれない。ここで、予測している問題とは、現在の図書館管理システムは単館で運用しているので問題が見えて来ないのだが、これが分館を持って運用した時にレスポンスにどのような変化があるのかということだった。現在、この地域はADSLの12Mがようやく提供開始になったばかりで、他施設とのデータ連携をやろうとしても、必要なスピードがなかなか出ないという状況。これは、図書館と交換機までの距離が5kmと遠いせいもあるが、こればかりは私たちが何と言ってもどうしようもできない。
 合併後に、光ファイバーが利用できるようになっていれば大丈夫かもしれないが、今のところその見込みはまだ立っていない。

 図書館のシステムは市販のアプリケーションを使っている。アプリケーションを使う場合、最初からシステムを構築するのと違って、図書館の業務をアプリケーションに合わせなければいけない部分も当然出てくる。そういった「標準化」があるからこそ、アプリケーションは最初から全部作るよりも安くできるし、プログラムのバグなどの修正が速いので、安心して使用できると思っている。

 しかし、その反面、いろいろなユーザーからの要望を聞きすぎて、その要望すべてを満たそうと思って作ると、どうしてもプログラム自体が重くなり、使いにくいシステムになってしまうことがある。
 ユーザーごとに、業務の形態も違えば考え方も違う。たとえば資料の検索で、接続詞「を」の読みを、「オ」と入れなければいけないと言う所もあれば、OPACでの利用を想定して、使う人は一般人だから「ヲ」でなければと言う所もある。また、「オ」と「ヲ」の両方でヒットするようにと言う所もある。こうした要望をどこまで取り入れるのか、その辺の判断は開発側にしかできない。ここで問題になるのが、プログラム開発者が、図書館業務のことをあまりよく知らないままシステムを開発しているケースがあるということだ。それは、図書館の業務ではこういう風にするのが普通だからプログラムを修正できないか、と言ってもなかなかその言葉が理解できないような場に面した時によく感じることだ。

 合併後も今のパッケージソフトを継続して使用することには何の異論もない。しかし、これを入れ替えようとした時には、よほど決定的な差でもない限り、どこのメーカーのソフトでも同じだから、それでは価格の安いものにしましょうと言うのが当然の流れになってしまうだろう。ただ、そうやってソフトが入れ替わった時に、例に挙げたような考え方の相違が、いかに業務全体に影響してくるかという所までは考えていないだろう。

 次は、そんな個々の業務にある問題の中から貸出業務のことについて少し詳しく取り上げてみたい。(続く)

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2005/02/10

図書館のコンピュータ(1)

0.プロローグ
 図書館のコンピュータのことについて書こうと思った。

 図書館にとってコンピュータとは、業務を円滑に行なうための道具に過ぎない。しかし、その使い方によっては、投資した金額以上のサービス効果を上げることができたり、導入した意味さえも疑問となるようなケースもある。元来は目録をデータベース化することが役割であったという基礎の上に、市町村立図書館では貸出という目的が後から付いてきたて現在のシステムが構築されていると自分では理解しているが、現状では、そういった積み重ねを全く無視したようなお粗末な造りのシステムで済ませているような所が少なからず見受けられる。
 それが駄目だとか言っている訳ではないが、一番の問題は、メーカーが提供したものを何の疑問もなくそのまま使っているだけの所がどんなに多いかということである。サービスを良くしようと思ったなら、市販のパッケージソフトだけでは満足できない部分が必ず出てくる。新たに導入したいサービスがある時、システムが対応できなかったらどうするのだろうか?対応できないからサービスの導入を先送りにしてそれでいいのか?こういう疑問をいつも感じている。言い換えれば、メーカーの都合でサービスを選択するのはおかしいのではないか、と思うことはないのか。

 これから、市町村の図書館は、合併という大きな流れの中で業務の統合や新しいサービスの構築、これまで継続してきたサービスの廃止など様々な局面を迎えようとしている、いや実際に迎えている所もある。この中で、図書館がどのような基本計画を持っているのか、どのようなサービスを提供したいのかということを精査し、その業務のどの部分にコンピュータを導入するのかを選択していかなければならない。
 
 こんな内容なら、個人的なメモにでも書けばいいじゃないかと思われるかもしれないが、それでは、いろいろな角度からの意見を聞くことが難しいし、そういう意見を取り入れながら今後の計画を考えてみたいということもあったので、敢えてここで書く事にした。実は、ただ好きで書いているだけという話もあるが・・・。

1.合併を迎えようとした時
 自治体の合併調印が行われ、来春の合併がほぼ決定した。
 図書館はと言うと、合併の相手先に図書館が無いので、取り急ぎシステムを統合する必要もない。とりあえず、いま自分たちがやっている図書館サービスをどのように合併後の自治体全域に広げていくかというサービス体制の整備と不足する端末の増設などを考えればいいだけだ。

 図書館に置いてあるサーバは、平成15年度に更新したばかりのUNIXサーバで、試算では100万冊の資料があっても余裕がある容量を有している。このサーバに切り替えた理由は、合併した時にも対応できるということもあったが、以前使っていたサーバが、現在の貸出には耐えられないというのが一番の理由だった。
 以前のサーバは、所蔵資料数30万冊、書誌数50万件、貸出数40万冊で設計していたので、所蔵などは問題ないとしても、貸出の限界を大幅にオーバーしたものであった。

 さて、合併後の話だが、当分の間はこのサーバを中心にシステムを構築していくことになる。サーバは解説した通りだいぶ余裕のある機械なので全く問題はない。合併先にある公民館図書室はそのまま存続することになっているので、まず最初にその施設の資料のデータ化と端末を設置する必要がある。あともう一点、町内の学校は学校図書館管理システムを導入しているが、合併後には向こうの学校にも同じシステムを拡大しなければいけないと考えている。実はこうしたシステムの使用範囲を拡大する中で、予測していなかった大きな問題があることに気が付いた。(続く)

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